2016年07月10日 (日) | 編集 |
私たちは公益財団法人どうぶつ基金が主催する「さくらねこ不妊手術事業」の協働ボランティアです。
今回泉南市のさくらねこ不妊手術事業を行うにあたり、公益財団法人どうぶつ基金から5頭の不妊去勢手術費全額を負担していただきます。
公益財団法人どうぶつ基金に寄付をしていただいた皆様に心より感謝申し上げます。

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2016年6月8日(水)に第32回TNR活動を行いました。

6月はどうぶつ基金様よりチケットを7枚いただきました。今回は4頭予定。いつものようにTNR前日からの捕獲。この日は生憎の雨模様。少し前なら雨は降らんといて!と天気予報を見て祈っていましたが最近は小雨がいいなと。雨が降ってると人通りが少なくて少し楽な気持ちでTNRできるからです。

今日もB地点から。妊娠してるかな?という仔を以前から見かけていたのでその仔を探しにきたのですが見つからず。シロブチがいたのでその仔を捕獲することに。2週間ほど前に下見に行った時に初めて会った仔ですがその時は姉妹と思われるサビと一緒にこちらに近寄ってきたんですが今回は警戒モード。フードをかぶっていたのが悪かったのかそれともこの2週間の間に人に何か嫌なことでもされたのか。見る限り怪我や足を引きずっているような様子はないけど。

ひと回り大きい捕獲器で挑戦。何度も少しだけ入っては出てを繰り返しましたがなんとか捕獲。捕獲後も大きな声で鳴いていました。

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サビの姿が見当たらず他に未TNRの仔も出てこず。雨だからかな。雨も良し悪しです。B地点をあとにし中心部へ。少し前から数回姿を見かけていたと思われるシロネコが。ほとんど出てこないので同一の仔かわかりませんが通りすがりの方にご飯をもらっていた仔。この仔も捕獲器で捕獲。

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その後は第30回TNR活動で目の前で交尾を始めたオスの元へ。この仔もすぐに捕獲器へ入ってくれました。

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実はTNRした時はあのオスだと思っていてリリースする時に改めて見たら違う仔でした。と思ってたら今回この記事を書く際に写真を見返してみるとやっぱりあのオスでした。

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下にある画像と見比べると顔の柄で同一だとはわかるのですが、上の画像は5月18日撮影、そして今回6月7日。20日しか経ってないんですがずいぶん痩せてしまってる?それとも夏毛に生え変わったりで毛が少なくなったのか。ヨタヨタと弱い足取りではなかったのでただの毛の生え変わりで見た目が変わったと信じたい。また同じ時間帯に見に行く予定です。

その後Mさん組を2頭連れていくので引き取りに。その前に職場に仕掛けていた捕獲器を見に行くと1頭が。しかし乳首が少し長めで授乳中?の為リリース。引き取り後もう一度見に行くとまた別の仔が捕獲器に。その仔も同じような乳首だったのでリリース。

もう一度中心部へ。通りすがりの人や定期的にご飯をあげる人がおり朝も昼も特定の猫がいる場所。TNR済みの仔をご飯で散らしながらキジトラを捕獲。この仔は慌ててて写真を撮り忘れました。

なぜ慌ててたかというと2ヶ月以上前からTNRしてコンベニアを打たせたかった仔を見つけたからです。その仔はチャトラのオスでこれまでにも何度か捕獲しようと思ったんですが風邪のせいかご飯にもあまり反応してくれず。微妙に触れるか触れないかという距離まで近づくと離れる感じでした。

キジトラを車に載せてもう一度行くも姿はなく探し回っていると雨に打たれながらコンクリートに横たわっていました。雨だし捕獲器に入ってくれるような状況でもなくたぶん今捕まえないと死んでしまうと本気で思い、抵抗されて最悪咬まれてもいいからタオルに包んで捕獲器に入れることにしました。

抵抗らしい抵抗もせず大人しく捕まってくれ無事捕獲器へ。

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わかりにくいですが鼻づまりもひどく特に目は目ヤニや膿でドロドロ。苦節数ヶ月・・・長かった。

予定数より1頭増えましたがTNR前日に捕獲終了。

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7頭とも車で一夜を過ごしてもらい翌日ありす動物病院へ。10時頃に到着。もし全頭オスだとしても結構時間がかかるだろうと思いネットカフェで待つことに。猫達を引き渡してから40分ぐらいしてからありす動物病院より電話が。『白い女の子ですが麻酔後も呼吸が荒いのでもしかしたらもしかするかもと思って下さい』と。

数十分後に再度着信。やはり駄目だったと。術後は落ち着いたそうですがしばらくして亡くなってしまいました。私ははじめは麻酔アレルギーかと思っていたのですが先生の見解では『横隔膜ヘルニア』ではないかと。本来麻酔をすると呼吸は穏やかになるはずがこの仔はならず。

私は『横隔膜ヘルニア』がどういったものか知りませんでした。『ヘルニア』と聞くと腰痛しか思い浮かびませんでした。調べると『ヘルニア』とは『体内の臓器があるべき部位から逸脱した状態』をいい、『横隔膜ヘルニア』とは『お腹と胸を分けている横隔膜という薄い膜に穴があいている病気で、この穴から小腸・大腸・胃・脾臓・肝臓などが胸に入り込み肺を圧迫するために呼吸困難が発生する』病気。生まれつきの先天性と交通事故や衝撃なので起こる後天性がある。

肺が圧迫されていた為麻酔をかけても呼吸が穏やかにならず、開腹したことによりさらに臓器が杯を圧迫したのではないかと。もちろん別の疾患の可能性もあるが症状から考えるとこの判断になったそうです。

そう言われれば思い当たる点が1つありました。病院に行く前にみんなの様子を見たんですがこの仔だけ瞳孔が開いていて呼吸が早く、興奮したような感じだったので車のバックドアを開けたのに驚いたのかと思っていたんですが実はこれが原因だったんだなと。

引き取りの際に先生いわく卵巣もおかしいところがあったからもし妊娠してたらそれはそれで辛い状態になってたかもと言っていただきましたが、彼女の死期を早めてしまったのは間違いなく私がTNRしたから。もしこの仔の呼吸が早く異常なことに以前から気付いていたとしても治療してあげられる経済状況ではなかったですが、わかっていたらTNRしなかったり何か策を考えたりできたのかなと。

真っ白で小柄で可愛い顔の仔でした。本当にごめんね。

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私が主にTNRしている所は野良猫達の無法地帯で個体ごとに長期に観察することは難しく、人手・時間の確保が一番のネックですが今後別の方法を取っていけないか考えていきます。

シロネコちゃんの電話以降は引き取りの電話のみで少し安心。シロネコちゃんは段ボールに入れていただいていて丸まっていました。泉南市では亡くなってしまった仔は火葬場へ連れていってくれますが今回のシロネコちゃんはありす動物病院さんが懇意にされている寺院で引き取ってくれるとおっしゃっていただきお言葉に甘えました。号泣してご迷惑をおかけしたうえにこれ以上にない弔いです。ありす動物病院さん、本当にありがとうございます。

風邪気味のチャトラくんにはコンベニアと以前から尻尾の根元がひどいスタッドテイルのような疥癬のような状態だったので診ていただいてアドボケートという駆虫薬を投与してくれました。お顔も綺麗に拭いてくれてます。これで良くなってくれればいいんですが。

他の仔達は特に問題がなく引き取り帰路へ。高速に乗って帰っている間もシロネコちゃんのことが頭をグルグル回っていて泣いていたんですがふと他の4頭のことを思い出すと・・・なんか車に載せた捕獲器の数が少ないような・・・。慌ててありす動物病院に電話するも話中。切ってまたすぐかけると『すみません、○○ですが』と名乗ると同時に『○○さーん!猫ちゃん1頭忘れてるーっ!!』と。さっきちょうどお互いその電話をかけて話中になってしまったようです。結局高速は1区間だけ乗って次の出口で降りるというもったいないことに。

忘れてしまっていた仔を引き取り再度確認して出発。

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Mさん組の2頭を引き渡してから地元に戻り夕方まではそのまま車で待機してもらいリリース。みんなふらつくこともなく戻っていきました。

今回メスを2頭捕獲したものの乳首が長めでもしかしたら授乳中かもしれない仔を結局TNRせずリリースしましたが今後は下記の画像や他の画像や話を元に判断していこうと思っています。左が授乳中ではない妊娠経験のあるメス。右が授乳開始から1ヶ月以内のメス。はじめは乳首の長さばかり気にしていましたが左のように授乳中でなくても結構な長さが。右の仔は乳首が長いだけじゃなく乳首の周辺、人間で例えると乳輪の場所が吸われて毛が生えていなかったりそこがふっくらとしている。そういった仔は授乳中の可能性が高いようなので捕獲後しっかり確認していこうと思います。

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今回のTNRで私が凹むのは筋違いですが嬉しいこともありました。第30回TNR活動でTNRしたシャム系母猫の姿をTNRした場所で20日ぶりに見ることができました。もちろん仔猫は生きているかわからないし生きていてもまだ歩き回るような年齢でもないので確認はできません。その後も1度ほぼ同じ場所で目撃できたのでTNRした場所が生活しているテリトリー内の可能性が高くなりました。もし仔猫達が生きていたら1ヶ月もしないうちに目撃できるかもしれません。

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