2017年01月21日 (土) | 編集 |
2015年8月上旬に突然私の職場に現れたチャトラの成猫のオス、通称ドラちゃん。ご飯をあげると半月程で馴れてくれその後は出勤日の朝夕にご飯を、2016年からは私(ご飯)を待っていてくれている姿に心打たれほぼ毎日朝夕とご飯をあげていました。

20160402_180710.jpg

そんな生活も約1年3ヶ月経ち、途中でクロネコのボブも加わりまた冬が来てしまったなぁと思っていたらドラちゃんの記事にコメントをいただきました。

『この子の現況について(お尋ね)

はじめまして。 こんにちは。

この猫ちゃんなのですが、存じております。 昨年から、度々この子がいる場所に遊びに行っており、(1週間1度程度)ずっと飼い猫ちゃんなのか、 野良猫ちゃんなのか区別がつかず、心配しております。

ここ数週間は、行っても会うことができず、一緒にいた黒猫ちゃんも姿が見えないので大変心配しておりました。 元気ならばよいのですが…

この子については、もし本当に野良猫ちゃんならば、保護したい、とも思っております。(もちろん主人とよく相談の上なのですが…)

この子は現在も元気でいるのでしょうか? それだけでもお聞きしたくて、コメントいたしました。

よろしくお願いいたします。 』

普段から観光的な感じで来られる方に可愛がってもらったりご飯をもらうこともありその中のお一組のよう。教えていただいたアドレスへ最近のドラちゃんのことをメールしました。そして『保護したい』とおっしゃっていただいた件も旦那さんとご相談していただけないかも。

そしてすぐにご返信いただき条件が整えば里親になりたいとおっしゃっていただきました!ご連絡いただいたOさんご夫妻はお若いですがご結婚されて4年目、泉南市から1時間半程の北摂の分譲マンションにお住まいで飼育・住宅環境も申し分ない!2015年10月頃にドラちゃんと出会い月に数回会いに来てくれていたとのこと。コメントにもありましたが放し飼いの飼い猫なのか野良猫なのか見当が付かず迎え入れるに至らなかったんだとか。

それなら話は早い!あとはドラちゃん自身の健康状態、猫を飼育したことがないとのことなのでその辺のお話を詰めていきました。お二人はドラちゃんのことをにゃんたろうと呼んでいたそうで私もその日からにゃんたろうと呼ぶことに。そして引き渡し日を12月18日に決め私はその間ににゃんたろうが爪切りさせてくれる仔か確認したりレボリューションや駆虫薬の投与を行い準備を進めていきました。

今回引き渡し日はお互いの都合のいい日の中で一番早い日にしていただきました。実はOさんご夫妻からコメントをいただいた数日前、丸々2日にゃんたろうに会えませんでした。いつもご飯を食べる場所で寝てるのでどこかに行くということはほとんどなく朝夕2回会っており、朝夕どちらかしか会えない日もあったけどそれは月に1回あるかないか。過去に排水溝に入ってしまったこともありましたが丸々2日会えないなんて・・・。最悪なことばかりが頭をよぎって3日目の朝にいつもの場所へ行く時にはもう諦めていました。が、探し物と同じで探すのをやめると見つかるよう、私の車を見つけて一目散に走ってくるにゃんたろうの姿が。

『どこ行ってたんよぉ!』と声をかけ体を見ても特に怪我もなくひと安心。いつものようにたらふくご飯を食べるにゃんたろうを見て今後どうしようと思っていたところにOさんご夫妻からコメントをいただきました。上記のこともあり引き取ってくれるというお言葉をいただいたのでとにかく可能な限り早くしてもらった次第です。ただ引き渡し日までは心配でたまりませんでしたが。

心配は希有に終わり引き渡し日当日に。この日はセルフウォッシュできるところへ連れていき3人でドラちゃんを洗ってからお引き渡しを予定していました。まずはにゃんたろうとボブにご飯。

20161218_131408.jpg

この後軽くキャットファイトしてました(笑)。

待ち合わせの時間までシャンプーの下準備の為ブラッシングして抜け毛取り。この日はとても暖かくて。にゃんたろうのブラッシングをしているとボブも一緒に日向ぼっこ。

20161218_132220.jpg
20161218_132216.jpg
20161218_133915.jpg

ブラッシングしながら、このトライアルが問題なく進めば仲は良くないとはいえ『にゃんたろうとボブはもう会うことはないんだろうなぁ』とか『会える距離だし写真も送ってもらったりするけど私も会うことはほぼないんだろうなぁ』と感傷的に。でもにゃんたろうは家猫向きでボブは一匹狼気質。野良の成猫をおうちに迎え入れてくれる方は望んでもそうそうおらず、しかも里親募集をしていたわけでもないのに。こんな幸運なことはないと寂しい気持ちより嬉しい気持ちのほうが増してきました。

しばらくするとOさんご夫妻から連絡が。本当はここまで来てもらう予定でしたが待ち合わせ場所を某ホームセンターへ変更。じゃあ行こうかとにゃんたろうを大きめのキャリーケースへ・・・入ってくれない。抱っこしながら入れると入り口をクンクン、中頃をクンクン、お尻が入りかけると暴れて逃走。二、三度繰り返すと距離を置かれてしまいました。それでも呼んでいると少ししたら寄ってきてくれるいい仔。

『にゃんたろう~。今我慢してくれたら幸せな生活が待ってるんやから入ってよ~』と半ば諦めかけながら再挑戦も失敗。仕方なく大きい捕獲器を立ててバスタオルで包んで無理やり入ってもらいました。案の定出してよぉ~コール。でも暴れずにじっとしていました。ごめんよ。

20161218_150516.jpg

急いで待ち合わせ場所へ行きお二人とご挨拶。お話しましたがお二人ともとても優しい方でこの日までに必要な物やキャットタワーなどもしっかりとご用意していただいており安心してトライアルしてもらえそうでした。

20161218_150600.jpg

にゃんたろうとOさんご夫妻

キャリーケースに入るのを嫌がったのでシャンプーしてまた入るの嫌々になっても可哀想なのでこのまま出発することに。

昨年Aさんからご寄付いただいたベッドやまたたびボール等のおもちゃをお渡ししました。Aさん、改めてありがとうございます!

『にゃんたろう、わがままは言ってもいいけどいい仔にしてるんやで~』と声をかけてお別れ。またご自宅に着いて落ち着いてからご連絡いただくことに。にゃんたろう頑張れ!

そしてご自宅に着いて数時間後のにゃんたろうの様子。

20161218_180300.jpg

Aさんにいただいたベッドも一緒に。大きいのでおデブなにゃんたろうでもスッポリ入りそう。

『最初はずっと鳴いていたのが15分程で慣れたのかスリスリしてくれるように。押入れが気に入ったようで開けてほしいと鳴いたりまたたびボールと一緒にベッドに入って寝ました』

うんうん!家猫としての第一歩は完璧!にゃんたろうもお二人も緊張してるかもしれないけど時間が解決してくれることなのでゆっくり様子を見ていくことに。その後のにゃんたろうは・・・

20161218_191500.jpg

初日からしっかりご飯を食べ、

20161219_234300.jpg

ボール遊びもし、

20161220_210200.jpg

キャットタワーへも登り、

20161221_215600.jpg

甘えたり、

20161223_100100.jpg

物思いにふけったり、

20161225_003600.jpg

掃除機にビックリしたり、

20170107_012200.jpg

お二人の布団で我が物顔でくつろいだりと元家猫?らしくすぐに馴染んだようです。

病院では血液検査等とワクチンも接種、キャリアでもなかったとのこと!良かった!推定3才前後と若そうではあるものの体重が6.8kgもあったりテーブルに乗りたがったり高いところにジャンプできる運動能力を持ちながらも自分で降りられなかったりと色々と問題点はありますが解決していくと思います。にゃんたろう、一緒にダイエットしよか・・・。ちなみにキャリーケースを取り外しできるバギーやカートタイプをお薦めし購入されたそうですが買ってよかったそう。うちの4kg弱の仔でもキャリーケースの種類によっては数分持っただけで腕がプルプルなりますし。相変わらず入るのは嫌がるみたい。

ご飯は問題なく食べるそうですがお二人の食卓にあがる魚が大好きでくれくれと騒いで大変だったそうで。ちょうど自身のふるさと納税をしたんですが寄付先が静岡県焼津市。こちらではなんとあの【たまの伝説の缶詰】が返礼品として用意されてるんですよ!なのでいただいた返礼品の一部をにゃんたろうへ。とても喜んで大好きらしくいつものドライフードだけを食事に出すと『これ違うよ!』と言いにくるそうです(笑)。

そして本当はOさんご夫妻は年末年始に飛行機の距離のご実家に帰省されてにゃんたろうは数日ペットホテルへ行く予定だったんですが、O奥様が急にギックリ腰になってしまい帰省は急遽キャンセルに。にゃんたろうはペットホテルのことなどもちろんわかってなかったと思いますが運が彼に味方したのかな。年明けには正式譲渡の契約書を交わし、晴れてOさん家のにゃんたろうとなりました。

20170113_004400.jpg

お父さんにもたれてウットリしたり、お母さんに肉球クリームを塗ってもらったり。

そんなこんなでにゃんたろうに素晴らしい奇跡が起こった2016年でした。職場に現れた時はどうしようかと思いご飯をあげつつ『このままずっと私がご飯をあげ続けていつかいなくなってしまうんだろうな』と思っていたんですがこんな事が起こるなんて。上記にも書きましたが野良の成猫で里親募集もしていない、ルックスという意味ではテレビで見るような特別可愛い顔でもない。でもにゃんたろうにはそれを全部カバーする愛嬌がありました。こんな仔こそ家猫として過ごしてほしいと思っていたので感無量で。私にとっても最高の出来事でした。

Oさんご夫妻、本当にありがとうございました!これからもよろしくお願い致します。にゃんたろう、幸せにね!

20170116_123401.jpg



 
テーマ:動物保護
ジャンル:福祉・ボランティア
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可