2017年01月03日 (火) | 編集 |
2016年6月、ブログに

『泉南市の某施設にいつも同じ時間帯にいる猫ちゃんがいる。いつも両目をつむっていて弱っているようで何の病気かわからず、病院に連れていくにもフェンスに囲まれていて捕まえられない。なにかアドバイスを』

という内容のコメントをTさんからいただきました。同じタイミングで別の地域の方から保護関係の相談があったのと自身のTNR活動もいっぱいいっぱいだったので悩みましたがとりあえず聞けることを聞いて私ならどうするかを伝えようと連絡を取りました。

ラインでその仔の状況を聞き画像を見た限り私は『疥癬』だろうなと推測。ちょうど1ヶ月前に保護したニンちゃんが『疥癬』か『蚊アレルギー』のどちらかの診断を受けてその症状や画像をネットで見まくっていたのでその仔の見た目がまさにドンピシャでした。

ただご連絡をいただいたTさんはご自宅で保護することはできないとのことでTNRするのかそれともなんとか保護するのか方向性が決まらないままでご連絡から2日後にTさんとその仔のいるところで待ち合わせをすることに。

お会いするまでにわかったことは
・フェンスで囲われた施設内でほとんどを過ごしている
・気付いたのは2ヶ月ほど前(4月頃)
・Tさん以外にご飯をあげたりしている人がいる
・皮膚病っぽい
・首輪はしていない
・人懐こくフェンス越しにスリスリしてくる
・うんちは下痢気味の軟便であること
・食欲は旺盛
・ただよく寝ていて走ったりと元気なところを見たことがない
などなど

その仔がいる施設が市の管轄施設なのでいつ捕獲されて保健所に連れていかれるかわからないのが一番のネックかなと思いました。

待ち合わせ当日、仕事が終わってから現場へ。到着するとTさんはすでにおりご挨拶。その仔(以下ポンちゃん)はやはり施設内に。人の気配や出入りがほとんどない施設で周りもフェンスなので入ることはできず。ご飯をあげている方達もフェンスの下からお皿を入れたりフェンス越しに指先で触ったりされているよう。

私も早速ポンちゃんとご対面。

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うーん、やっぱり『疥癬』の可能性大。いや特大。今まで見た画像や職場に疥癬のタヌキがいたことがあったんですがその仔と同じように毛が抜けて肌が割れてガサガサ。一面かさぶたのような皮膚で腫れたような顔になりその為目も閉じたように薄目になっている状態。ただご飯をもらっているからかガリガリではなく細身ぐらいのオスでした。

この日は以前ニンちゃんに処方してもらった『疥癬』のお薬を持っていったのでa/d缶にかけてあげてみたところちゃんと食べてくれました。1週間に1度計3回処方するタイプです。私は2週分しか持っていなかったんですがとりあえずの処置としては十分かと。※病院で検査してもらった訳ではないので『疥癬』と確定していませんが『疥癬』の疑いのある仔にこのお薬をあげても問題ないと確認済みです。が、自己責任であることと薬によっては毒になることもありますので真似はしないで下さい。

ポンちゃんの今後のことを話して解散。後日レボリューションを付けに行ったりと私も数回様子を見に行っていました。それからは2週目の薬もしっかりと飲んでくれ、薬を飲み始めて10日ほどで目も少し開いてきて毛も若干ながら増え改善の兆しが。そしてTさんも保護の方向で気持ちが傾いていっていました。

そして暑くなるにつれますます保護の気持ちが強くなり本格的に暑くなる前に保護となりました。保護前に病院に連れていったりケージを組み立てたり、保護から現在の住まいへ行くまでにTさん以外の方も関係しそこでドタバタがあり正直滅入りそうになりましたが現在は広いお部屋でご飯や寝床など至れり尽くせり状態。

ポンちゃんの保護前にはTさん以外にポンちゃんを見に来たりご飯をあげていた方がいたので保護しましたという貼り紙を貼ってもいいかTさんが某施設に問い合わせたところ、施設の方も心配していたそうでしかも保護から1~2週間後ぐらいに工事に入る予定だったのでポンちゃんをどうしようかという話が出ていたとのこと。保護するには受け入れ準備が整っていなかったのでどうかなと思っていましたが結果オーライでした。

ポンちゃんはウイルス検査の結果猫エイズ(FIV)は陽性でしたが現在重篤な症状などはないようです。ただ下痢気味だったり傷を噛み噛みする癖があるのかTさんの心配事は耐えないけどお互い幸せそうです。

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新しい環境にも慣れ、

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少しずつ毛も生えそろい、

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お肉も蓄えていき現在・・・

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ドバーンッ!どやこのフッサーラ!

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いやいや、ちょっと太り過ぎ。現在ダイエット中です。ちなみにポンちゃんという名前は保護前にいた某施設にちなんで名付けられました。

しかし今回で再度思ったのはお年寄りは厄介ってこと。もちろんちゃんとした方が大半だけど今回はほんとに嫌になりました。Tさんとは現在もラインで連絡を取り合ったりご飯を食べに行ったりしてます。

今まで猫を飼ったことのない方でもこうやって保護に至るって素晴らしいなと思いました。基本は病気や怪我などの仔を見かけ気になってというのがきっかけですがそういった手負いの仔をなんとかしてあげたいと思ってくれて保護後も大変かもしれないのに保護してくれるってなかなかできることではないです。私も今の仔達がいるから簡単に手負いの仔を保護するってできないし。

このブログを通してTNRや保護活動が広がっていけば本望です。


テーマ:動物保護
ジャンル:福祉・ボランティア
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